トランプ大統領が国家非常事態を宣言したのが3月13日金曜日。
その1週間後3月21日土曜日の5 p.m、イリノイ州全土で『Stay-at-home令』が発令されました。
しかしあっという間に感染者、死亡者が増え、4月7日時点でイリノイ州の感染者は 12,262人、死亡 307人に。
今まで2回ほどシカゴ郊外の状況をお伝えしてきましたが、2週間ぶりのアップデートです。
(がんばって写真撮ってみました)
勤務について
うちの会社からは特に何も連絡はなく、相変わらず自宅からリモートで仕事してます。
今後どうなるかわからないから、どこもかしこも”until further notice(追って通知するまで)”。
友人の会社が入居しているダウンタウン中心にあるビルは、5月中旬から再解放予定らしいですが、出社時期については不明。
日本領事館からは、頻繁に帰国制限情報等のメールがあります。
周囲の感染について
私の周囲で感染したという話は聞いていません。会社全体では不明。
ドライブスルー検査も一部地域で行われていたようですが、
“first responders”と呼ばれる救急、消防、警察関係者に限られていました。
それでも、ニュース映像から見ると大変な渋滞だったようです。
最近では、60歳以上という条件付きで一般人が受けられるドライブスルー検査もあるようですが、家の近くでは見かけない。
とりあえず自分は大丈夫だと思いますが。
スーパーマーケットの状況
- Whole Foodsの看板。同様のものが、どのスーパーにも立ててある。
- 空になった棚の貼り紙。マリアノス
ミツワ(日本スーパー)は同時入店許可人数が25人になっていました。
店の外に客が 6 Feet 間隔で並んでいて、なんとも異様な光景。
他のスーパーでは特に入店制限はありませんでした。
在庫については、
マリアノスにトイレットペーパーの在庫が若干ありましたが、
ティッシュとかアルコール除菌シートとかのペーパー系は無し。
幸運にもありつけても、上の貼り紙のように、風邪リキッド、ハンドソープ、ビタミン剤、手指消毒剤、家庭用洗剤、水のパック、紙製品などは、ほとんどおひとり様1個まで。
パンとパスタも無し。
パンに関しては、近くに『Tous Les Jours(ト・レ・ジュール)』という韓国系のパン屋があり、幸いずっと営業してくれているので助かっています。
ここはシカゴ郊外の日本人には超人気店で、日本にある美味しい店に遜色ない絶品パンが並んでます。
通いすぎて顔を覚えられた…。
マスクについて
先週トランプ大統領のマスク推奨演説(本人は否定派だけど)もあってか、スーパー店内の8割くらいの客が着けていました。
前回は、アジア人1人くらいしか着けてなかったんですが。
これも危機感の表れか。
でも、マスクや消毒剤関係はほとんど品切れのはず。
最近着け始めた人はどこで手に入れたんだ…?
周辺の状況
有名なミレニアムパークのビーンズなどは、ずっと前に閉鎖されていましたが、住民がなかなか家にいてくれないようで、1週間前くらい?には、ついにミシガン湖畔のレイクフロントやシカゴ川沿いのリバーウォークも封鎖されました。
郊外にある私の家の近くには、森の中のトレイルや広い公園がたくさんあります。
しかし閉鎖されてはおらず、逆にすごく訪れる人が多くなったような。
みんな気分転換にそれくらいしかやることないから。
外出制限下での生活
我がアパートは郊外にあるので、室内は比較的広く、窓から自然の景色を眺めることもできます。
しかしダウンタウンの友人のアパートは、我が家とほぼ同じ家賃なのに一部屋のスタジオタイプだったりします。
こちらは恵まれているんだなぁと思います。
そんな我がアパートではベランダでBBQやる人が増えてきたかな。 暖かくなってきたし。
アマゾンなどネット購入したものの配達とか、ウーバーeats(テイクアウト食品の配達)なども、着実に増えました。
オンライン飲み会をやる人も増えているようです。
ピークはこれから?
ここのところイリノイ州知事プリツカー氏とトランプ大統領の対立が話題になっています。
最初はプリツカー知事がTwitterで政府批判したことから始まったと記憶していますが、
連邦政府が必要な初動対応を行わず、イリノイ州にも充分な補償をしてくれないから死ななくても良い命が失われたという趣旨だと思います。
みんな必死でがんばってくれています。
最前線で命がけで働いてくれている人たちに最大の感謝をおくると共に、
来るイースターは自宅での祝いに徹して、これ以上苦しむ人が出ないように願うばかりです。
