シカゴ便り

また前十字靭帯を損傷。アメリカでの診療

こんにちは、うまです。
今回は、前回の投稿(1/20)で少し触れたワタクシのケガについて。

またやっちまった

1月21日にDoctorの診断で、右ひざ前十字靭帯の部分損傷ならびに半月板損傷の可能性、との結果が出ました。
英語で言うと、Partial Right ACL Tear and Potential Meniscus Tearですね。きっと皆さんにとっては なんのこっちゃですが、ワタクシにとっては親の声より聞き慣れた言葉(そんなことはない)。
*ACL:anterior cruciate ligament(前十字靭帯)

というのも、ワタクシ実は2017年2月にサッカーで右ひざ前十字靭帯の完全断裂をしてしまい、同年4月に前十字靭帯再建手術(ACL Reconstruction)をしています。

この手術は、ほかの部位を前十字靭帯に移植するというもの。私の場合は、同じ右足のもも裏の腱(Hamstring Tendon)を移植しました。
こちらの動画 ACL Surgery を見てもらえればわかりますが、膝の骨に穴をあけてそこに移植する腱を通しているようです。今見たらこんな気持ち悪いことしてたんですね…。


それで今回は、また懲りずにサッカーをしていたところ、移植した腱が部分断裂してしまったというもの。
周りからは、「一度ACLをやってしまった人は、もう一度やりやすい」と言われましたが、今回そこまで変な足の着き方をしていないのに(まあサッカーなので普通よりはもちろん激しいですが)再発したので、私のトレーニング不足なのか手術があまりよくなかったのか…いずれにせよ、現在Second Opinionを検討中です。

なお現状は、ひとまず前回手術をしてもらったDoctorに見てもらい、部分断裂は自然治癒の可能性も残されているので、1か月間ほどPhysical Therapy(理学療法:略してPTといいます)を行いながら様子見、ということになっています。次回診断は2月18日を予定しています。

前回使った松葉杖が またまた大活躍

アメリカの診療事情と保険会社との絡み

あと、アメリカの医療事情も絡めて少しTipsを。
今回ケガをしたのは、1月12日 土曜日。
日本と同じく土日は救急以外の病院は閉まっているので、週明け月曜日の朝、前回の手術およびPTで行きつけとなった病院に早速電話して、前回のDoctorと違ってもいいから至急診てもらいたいとお願いしたところ、その日のうちにアポがとれました。

ですがそのDoctorは開口一番、「なんで前回の先生のAppointmentとらなかったの?」と。
アメリカでは良くあるようですが、同じ病院でも、Doctorは独立しているようで、他のDoctorとはあまり連携していないようです。
たとえDoctorが違っても最短でアポとって正解だったのは、即日MRIのOrderを出してもらえたこと。ACLはX-RAY(レントゲン)では判断できずMRIが必須で、MRIは”Order”がないと撮れないからです。

ここから少し時間がかかりました。
ACLの場合は1.5 T High-Field MRIという高精度のMRIが必要で、「同じ系列だが違う病院に行ってMRIを取ってくれ」といわれました。

実はワタクシ、アメリカに来てから首ヘルニアもやっていて(はい、紛れもないスぺランカーです…)、その時は同じ病院で通常のMRIでしたので、当日中に撮ることができました。
今回は診療とMRIを撮る病院が違ったからかもしれませんが、保険会社からMRIの許可(Authorize)が出るまで3日かかりました。

Authorizeを取るには、病院と保険会社の間で診断書などの文書をやりとりする必要があり、3日間、病院と保険会社に何度も問い合わせたのですが、あっちに聞けだのこっちに聞けだの たらいまわし。

こういう所は、心底アメリカのサービス品質の低さを感じます。以前から言っていますが、アメリカは仕事はゆとっている分、サービス提供側も品質が悪くなります。そういう意味で、日本はサービス品質はいいものの、仕事がきつい傾向があるので、一長一短ですが。

というわけでAuthorizeが出てから再度DoctorとのAppointmentをとり、最終的にケガから1週間強たった1月21日、ようやくDoctorの診断が受けられました。まあアメリカでは救急以外はこんなもんでしょうね。これでも早いほうだと思います。

前回2017年の時は初めての経験で、病院についてもまったく知識がなかったので、ケガをしてからMRI後の診断まで1ヶ月強もかかりました。
もし皆さんがワタクシのようなケガをしてしまったら、早急に良い病院を見つけて(ネットレビューでも周りの口コミでも)、即予約し、諸手配が遅い場合には、めげずに電話で催促しまくることをオススメします。

余談ですが、こういうやりとりも英語で普通にできるようになり、それなりに英語力がついてきたと感じています。ワタクシの場合、仕事上、面倒くさいしがらみだらけの中で各方面の調整が必要だったり、いろんな話ができる同僚にも恵まれ、病院をはじめプライベートな部分は全部自分でやらざるをえなかった。そんなことが功を奏した?のかもしれません。

もちろんワタクシなんかより英語できるバイリンガルなんて、普通にゴロゴロといるのは重々承知してます。大学から寮に入って日本人以外のルームメイトと一緒に過ごしてきた知人や、はたまたストイックな友人に至っては、日本から彼女(日本人)と一緒にアメリカに来て以来、一切日本語を話さないように徹底したとか…みんな本当にすごいなと思います。

ニンテンドースイッチでストレス発散

任天堂スイッチ

さて今回おまけでもう少し。最近、今さらですがニンテンドースイッチを買いました。スイッチはここアメリカでも、老若男女が楽しむ人気ゲームデバイスです。知っている人からすれば言わずもがなですが。

アメリカのアマゾン(amazon.com)でアメリカのスイッチを購入。
買う前に「Region Compatibility(国間の互換性)」について色々と調べました。
たとえば本体を日本に持ち帰り、日本で買ったソフトをプレイする場合は(大方のソフトで)問題なし。
ただし、ニンテンドーアカウントをアメリカから日本に切り替える時は、Account Balance(アカウントに貯めてるお金)が引き継がれないので要注意です。Apple IDと似たような感じですね。
また他の国で買ったものについては、サポートが受けられません。
詳しくはこちら(Regional Compatibility FAQ)を参照ください。

で、これまで買ったソフトはゼルダとスプラトゥーン2。
いまのところゼルダばっかりやっていますが、最近のゲームは本当にすごいですね…グラフィックもさることならが、ゲームの中でできることが自由すぎて、それでいて細かいところまで綿密に作られている。
私は就職してからずっとゲームを避けてたので、10年以上前からのゲームの進化には驚き。あたりまえだって…?(汗)

どうせなら英語の勉強にと思って、ゼルダを英語でプレイしてみました。
しかし…言葉が難しすぎる…普段使わない言葉なので余計に入ってこない…プレイ開始数分であまりの進捗のなさに、あえなく日本語へ切り替え…
英語でゲームをされている皆さんは、この段階で私の英語力を察したと思います。先ほどはエラそうな事言ってすみませんでした…

アメリカのAmazon宅配 悲惨な状態で届く

Bose SoundLink 2

あと、先日のボストン旅行で実機を見て一目ぼれしたBose SoundLink 2も勢い余ってスイッチと同時購入。
来年のBlack Fridayを待つと言っていたのに紙ぺらのような意思の弱さ…。まあ実際去年のBlack Fridayでもそこまで安くなってなかったんですけどね。
実際の使いごごちは最高。家中好きなところに持っていって、まあまあの音質をイヤホンなしで聞ける。個人的に買って損はなかった一品です。

ちなみに下の写真はスイッチとBoseが家に届いたときの様子。
これがアメリカです。

ニンテンドースイッチ、BOSEスピーカー 1F玄関ホールにポイッされる
無理やり拡大。これでいいのか?

計4万円以上の品物を平気でアパートの共用玄関ホールにポイ。
しかもなぜか半分空いてるし…。
急いで部屋に持ち帰り、それぞれの箱を全部開梱、パーツが一個でも漏れてないか確認。
無事でした。
無事でしたが…………もうこれ以上は言いません。

一緒に働いていた同僚との別れ

最期に、先週金曜(2月8日)、ワタクシと2年以上苦楽を共にした同僚の女性が、契約上の制限で職場を離れました。
彼女は、前述のたくさん会話した同僚のことで、アメリカ・英語初心者のワタクシにいろんなことを教えてくれ、またこんな拙い英会話しかできないワタクシに悪態も付かず(実際Frustrationためてたと思いますが)一生懸命ワタクシの意見を聞いて、親身になって働いてくれました。
アメリカ人の中でも特別良い人だと思います。実際職場での評判も良かった。
日本が好きで、過去に日本に行ったこともあり、また行きたいと言っていたので、私が帰国したら日本で会いたいと思います。
今までありがとう!

以上、少し感傷にひたるうまが、シカゴからお送りしました。

次回は1月下旬に発生したアメリカ大寒波の、シカゴ現地での模様をお伝えしたいと思います。(本当は今回書きたかったが、ケガの話が長くなったので次回にします…。)

See you guys soon!

ABOUT ME
うま君
うま君
仕事の関係で米国シカゴ郊外に在住。サッカーをこよなく愛するスポーツ脳のエンジニア。


「うま君」と「たぬこ」のシカゴ関連記事を、シリーズごとに一覧にまとめました。読みたい記事へジャンプ!

シカゴ関連記事一覧へ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA