こんちには、うまです。
また前回の投稿から時間があいてしまいました。
とういうのも、例年通りクライアントの年度末に際し、3月末までに今年度予算をできるだけ消化しなくてはならず、プロジェクトを詰め込むので比較的忙しくしていました。
道路工事と一緒ですね。
1月、Freezing Rain(雨氷)と大雪
1月中旬頃、私の住む地区で、Freezing Rainなるものが降ってきました。
対応策としては、凍った雪なども削れるプラスチック製の雪かき具を、通常のワイプ用のものと合わせて用意しておくこと。もしくは両方の柄にそれぞれが付いているもの。
下の動画は、私の同僚が必死で車のフロントガラスに付着した雨を除去している動画です。
そして1月20日の週、シカゴはまた大雪に見舞われます。ワタクシはコンドミニアム(日本でいうマンションタイプの家)に住んでいるので、家の周りの除雪は基本業者がやってくれますが、一軒家では玄関やガレージ前などの除雪は全て自分でやる必要があります。
家族で協力しないと対応しきれないですね。
下の画像は、大雪が一旦やんだあとの、自宅コンドミニアムの庭の様子。(比較のため3月下旬現在の写真も添えます。)
そこに本来は池があるのですが、池の表面が凍りさらに雪が積もって何もないように見えます。この池はいつもGooseたちが溜まり場にしていたのですが、この大雪の前に、どこかへ飛び立っていったようです。
車がスタック!
そして週明けの1月27日、事件は起こります。
仕事から家に戻りガレージに車を入れようとした時。
家のガレージの前に少し雪が積もっていたが、気にせず進んだところで車がスタック!
前に進もうとしてもバックに入れても、ワタクシのCivicの前輪は虚しく空転するだけ。
しかも当時のワタクシはまだ松葉杖なしでやっと歩け始めるようになった程度。
軽く絶望を覚えながら、ひとまず家の中からタイヤの足場になりそうな板をもってきて、車の下に挟むもやはり動かず。
絶望感が増し、そろそろ業者を呼ぶことを考えていたとき、ふと思った…そういえばさっき板を取りに行くとき、玄関に清掃業者のおじさんがいたな。
Desperateなワタクシはおじさんに近づいて見ると、期待を裏切らない大柄な体躯。
そして全力の低姿勢でおじさんに尋ねる。
「何かアドバイスをいただけないでしょうか…?」
おじさんは「One moment」と言いつつ、袖なしジャンパーを羽織り一緒に外へ。
おじさんの袖なしジャンパーの下、半袖なんですが…。
おじさんの所見のよると、フロントノーズの下に雪が入り込んでしまったせいで、車体が少し持ち上がり、タイヤが地面につかなくなってしまった模様。
下の写真(左)がそのときの様子。
こう横からみただけではわからないですね。
- スタックして苦しそうな車
- 痛々しいスタックの跡
おそらくシカゴは長いであろうおじさんの、素晴らしい所見に感動を覚えていると、「おれが前から押すから、アクセル踏んでくれ!」とおじさんに言われる。
アドバイスと言いつつ軽くそんなことも期待していた私は、車に乗り込みギアをバックに入れアクセルを踏む。
おじさんの横綱並みの押し出しにより、無事スタックから脱出!
上の写真(右)が、スタックしていた場所の様子。
こう見るとやっぱりそれほど大したことないように見えます。
車高の低いセダンタイプ、なおかつ二輪駆動ともなると、こんな大したことないところでも簡単にスタックしてしまうようです。
おじさんにお礼を言っていると、後ろから来た車が、ワタクシの車を邪魔そうにアクセルをふかしながら猛スピードで駆け抜けていく。
その車におじさんがたまらず咆哮。
「Are you in hurry!?」
アメリカ人のこういう皮肉っぽい発言は正直慣れないのですが、このときは流石に「おじさん、かっこいい…!」と思ってしまいました。
まあダラダラ写真を撮ったりしていた私が悪いのですが。
おじさんに何かお礼を、と思ったのですが、おじさんは清掃員だしチップも違うしなぁ…と思って結局何も渡せず。こういう時はギフト券とかがいいんでしょうか。
今度会った時にぜひ渡したいと思います。
幸いアメリカはリモートで仕事できる環境が充実しているので、やはり大雪の日や次の日は無理して外出してはいけないと再認識した出来事でした。
なお下の写真は、翌日会社近くで撮影したもの。
車道で一台の車がスピンしてしまったようで、車道横の雪山に突っ込んでしまったようです。
まだまだ恐ろしいシカゴの冬は続きそうです。
シカゴの冬2019 #2に続く…
