2019年のシカゴ極寒レポート第二弾。第一弾は下記からどうぞ。
記録的な寒さ到来時、社会的な対応は?
そしてきたる1月30日、ワタクシのシカゴ生活3年で体験したことのない極寒が訪れます。
氷点下30度、”wind chill”と呼ばれる体感温度は 氷点下46度!
メディアは記録的な寒さであることを伝え、ワタクシの身の回りも騒がしくなってきます。
●会社
会社からは「Office Close」の通知が出て、オフィスへの通勤は完全にできない状態になりました。会社によっては、「Remote workを推奨」するにとどまるところもあったようです。
●インターネット
下の画面ショット(左)は、私が自宅で利用しているインターネットの会社、Xfinityからの通知。緊急時に自宅のネットが使えなくなったときのために、私の地区のHotspotを開放するとのこと。こういうときのアメリカのサービスは本当に手厚い。
●不動産屋
下の画面(右)は、コンドミニアムから来た部屋での過ごし方の注意メール。
注意点は以下3点。
- 室内温度は、華氏(Fahrenheit、°F)70度以上に保つこと。
※摂氏(Celsius、℃)だと21度以上。 - 家のすべての蛇口からちょっとずつ水を出して水道管の凍結を防ぐこと。
- 水回りのシンク下のキャビネ扉を開けたままにして、室内の暖かい空気で配管もあたためる。(ただし有害な洗剤などは子供やペットの手が届かないように移動する)
- Xfinityからの通知
- コンドミニアムからの通知
なおTown houseに住む同僚は、蛇口からちょっとずつ水を出すことを知らず、シャワーの水道管が凍結してしまい、シャワーが浴びられなくなってしまったようです。
いやはや恐ろしい。
お約束の実験で 極寒すら楽しむ
1月30日当日の朝、ワタクシは自宅のベランダでいくつか実験を試みました。
実験1:
一つ目は常温のペットボトルから水を出すと、すぐさま凍って、つららが出来るというもの。
試してみましたが凍るそぶりすら見せず。
私が参照した実験動画も、マイナス20度程度で成功していたのに。
他にもいろいろ条件があるのかもしれません。
実験2:
次に試したのは、水に浸したタオルを振り回す実験。
はたして瞬時にカチコチに凍った棒になるか。
結果はなんと…5分程度振り回して、ようやく固まり始めるという始末。
実験3:
最後の実験は、熱湯を宙に放ると霧状に飛散するというもの。
下の動画はそのときの様子。うーん…確かに霧になっているような。
ちなみに、この実験でやけどした市民が数多くいるのだとか。
というわけで実験は全体として、ふがいない結果に終わってしまいました。
後日同僚と実験について話すと、5階のベランダっていうのがあまりよくなかったんじゃないかという意見。確かに地上でかつ、日のあまり当たらない場所のほうが寒そうですもんね。いつかまた機会があったら本格的にチャレンジしてみたいです。
以上、シカゴの冬2019でした。
おまけに北極渦到来時のニュース映像を貼り付けておきます。
次回の記事を書くころには、さらに暖かくなって色々といけるところも増えてくると思うので、そのあたりまたお伝えできればと思います。
それでは。See you guys soon!
