伊豆半島は「天城越え」や「伊豆の踊子」などの文学の舞台としても知られる観光地。また地球史という壮大な視点から眺めてみても興味深いエリアです。
それは遥か昔、フィリピン海プレートに乗って南からやってきた火山が本州とぶつかってできたのが伊豆半島なのです。
2018年、伊豆半島はユネスコの「世界ジオパーク」に認定されました。地球科学的な価値を持つ遺産として認められたわけです。
ジオパークは、“大地の公園”という意味です。
南からやってきた火山島が本州に衝突したのが、いまから100万年前頃と考えられています。そういわれても、ピンとこないという向きが多いのではないでしょうか。
しかし、太古の火山島の記憶は半島のあちこちにしっかりと刻まれているのです。
身近なところでいえば伊豆半島には2,000あまりの温泉が湧いています。
土肥金山をはじめとする金山も大地の贈り物。
ハイキングで人気のある天城山や、伊豆高原の大室山も火山です。
西伊豆きっての景勝地である堂ヶ島も火山島の記憶を留めています。
ジオという視点で伊豆半島を歩くと、新しい世界が見えてきます。
伊豆半島ジオパークへ行く前にチェックしたいサイト
ABOUT ME

伊豆の成り立ちを知っていくと、目に映るすべてのものが、これまでとまったく違った景色に見えてくるだろう—-伊豆ジオの必見スポットをたくさんの写真や専門ガイドの説明も交えて紹介する伊豆半島ジオパークの必携本。