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メトラにのって ダウンタウンシカゴへ#3 2018年シカゴの旅⑥

ネイビーピア シカゴ

シカゴの旅③からの続きです。
『メトラにのって ダウンタウンシカゴへ』シリーズの動画が下記から見られますので、ブログとあわせて見てくださいね。

リバーウォークを徹底チェック River Walk

シカゴ川の南岸沿いに作られた遊歩道。
川を行き交うクルーズ船や建ち並ぶ建築群を見ながら、自分の時間を楽しめるシカゴアン憩いの場です。

アップルストアからミシガン・アヴェニュー・ブリッジを南に渡り、『RIVER WALK』の看板がある階段を意気揚々と降りていくうま君と私。

リバーウォーク

しばらく湖の方(東)に歩いて、どこかでゆっくりお茶しながら景色を楽しもうとカフェを探したけれど、、、ない。どこにも。

屋台風のバーは2件ほどあった気がしますが、おかしい、素敵カフェや段々になってる川岸も、どこにも見あたらない。
諦めて次の橋で上に上がり、ネイビー・ピアを目指すことにしました。

あまりにも悔しいので調べてみると、なんと反対方向に歩いていたことが発覚!
ほんのちょっと湖と逆方向に行けば、こ~んな素敵カフェがあったんですね。
リサーチ不足でしたが、まあ、それも旅のおもしろさです。

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リバーウォークは、6つのゾーンに分かれていて、それぞれにテーマが設けられています。1日かけてマップまで制作したので、クリックして拡大画像をご覧ください。

下のマップで見ると、私たちは MICHIGAN AVE(ミシガンアベニュー)から湖に向かって右へ進みましたが、肝いりで開発されたAからFのおしゃれエリアは完全に湖とは逆方向。

Chicago River Walk Zoning Map
A The Marina (StateーDearborn)
ワインガーデンやレストラン、屋外席から、シカゴ川の水上タクシーやクルーズ船など、水上での活気に満ちた生活を眺めることができるエリア。
二棟の円柱形のビル(駐車場が怖そう)がそびえるマリーナシティの向かい側にあります。

B
 The Cove (DearbornーClark)

入り江と名づけられたこのゾーンでは、カヤックのレンタル、ビール&軽食が楽しめます。

C
 The River Theater (ClarkーLaSalle)

上の道路Wacker Driveから川まで、野外シアターのような広い階段が続くエリア。

D
 The Water Plaza (LaSalleーWells)

家族連れに最適なエリア。大人は水辺でリラックス、子供たちは噴水の水しぶきに飛び込んで遊べます。

E
 The Jetty (WellsーFranklin)

魚を観察したり、川の生態について学ぶことができる教育エリア。

F
 The Boardwalk (FranklinーLake)

浮かぶ庭園やシカゴ川の合流点の素晴らしい景色を眺めることができます。

リバーウォークに関しては、下記サイトがとても詳しく説明しています。
まずは飲食店案内からどうぞ。
DINING & DRINKS ON THE CHICAGO RIVERWALK

ミシガン湖 Lake Michigan

北米大陸にある五大湖のひとつミシガン湖、大きすぎて対岸が見えず、どう見ても海そのもの。
wikipediaによれば、南北の距離 494km、東西は190km!
東京駅から富士山までの直線距離が 約100km 。。
これじゃ向こう岸が見えるわけないです。

ミシガン湖には旅客機や戦闘機、船に至っては1,200隻以上が沈んでおり、Michigan Shipwreck Research Association (ミシガン難破船リサーチ協会?)なる機関も存在するようです。
これだけの広さだったら納得。

そもそも、ミシガン湖と隣のヒューロン湖はつながっているらしいんですが、なぜ別々の扱いになるのか謎。

とにかく私にとってのシカゴは、”ミシガン湖の風” と ”Loop”(後述)!
なんのこっちゃ?でしょうが、たぶん今まで見た映画やドラマで刷り込まれたイメージだと思います。
一刻も早く湖の近くで風を感じたいと、CTAバスでネイビーピアへ。
※本来ミシガン大通りからネイビーピアへは、歩いてすぐです。

ネイビーピア Navy pier

ネイビーピア(海軍桟橋)は、シカゴ川のすぐ脇、ミシガン湖に突き出た桟橋です。
様々なレクリエーション施設、レストランなどが軒を連ねます。
シカゴアンたちは「観光地化してるから普段は行かない」場所らしいですが、敷地自体への入場は無料なので、気ままにジョギングや散歩をしていました。

ネイビーピア正面

バスから降りると、まずは中央の建物へ。
うま君が入り口にある『Giordano’s』を見つけて「ディープディッシュピザを食べるならここがいいよ。」
よし、ぐるっと一回りしてきたらシカゴピザだ!と決めて、ピアの奥へ進みます。

中は観光客向けの土産物、洋服、雑貨などのショップ、レストラン、パブがずらり。お楽しみは後にして、とりあえずミシガン湖をひと目見ようと外に出ました。

午後3時にうま君の家を出発してきたので、すでに7時半頃でしょうか。
いい感じに日が落ち、夕暮れに浮かぶ高層ビル群の明かりが輝き始めています。
しばらくするとすっかり夜景に変わっていました。

ネイビーピアから見る 夜のシカゴの高層ビル群

ピアの先端にはビアガーデンがあり、ロブスター祭りが開催されていました。(冒頭の写真)
うま君は帰りに運転しなければならないので、残念ながらアルコールは禁止です。

そろそろ戻ろうとしたその時、突然、激しい雷雨に見舞われました。
本当にあっちの雷はハンパじゃないです。
ひどい時には1秒に1回落雷して眠れないこともあるとか。(うま君談)

みんな一斉に建物の中へ駆け込み、私たちも一緒に避難。
真夏ですが、ずぶ濡れになってしまったので、薄手の上着だとひどく寒い。
厚手の上着を持ってくるべきでした。
さすが、うま君は厚手パーカーでぬくぬくです。

雷雨のミシガン湖

外に出られないので今のうちにピザを食べようと、うま君が『Giordano’s』に予約を取りに行ったら、すでに一時間半待ち!
しまった、みんな考えることは同じだった!
おいしそうなレストランは、どこも行列です。

建物内はかなりの人数でごった返していたので、座る場所探しも難航。
ようやく廊下のテーブルを一席確保し、うま君はマクドナルド、私は適当なピザで夕食を済ませることになりました。

いろいろあっても、この非日常感、最高に楽しい。
旅は冒険!
見知らぬ人とも 「どう、止んだみたい?」「いや、まだだね-」なんて会話が普通にできてしまうから不思議です。

止まない雨にしびれを切らした根性無しのうま君は「ウーバー呼ぶ?」とすぐに楽な道を選びたがりましたが、即刻却下。
せっかくCTAの1日乗り放題パスがあるんだし。
複数のお天気アプリで雨雲の流れとにらめっこして小1時間、やっと雨が上がりました。

Navy Pier
web: https://navypier.org/

憧れの ループに乗る! CTA Loop

ネイビーピアからユニオン駅までバスで直行したかったのですが、すぐに来そうもなかったので、そっち方面へ行きそうなバスを見つけて飛び乗りました。
乗ってからルートを再確認、途中でCTAの電車に乗り換えてユニオン駅の近くまで行くことにしました。

CTAの電車、そうです、有名な”L”です。
”Elevated train”(高架鉄道)の略で、ダウンタウンの中心を四角く走る環状線は”Loop”と呼ばれています。
混雑したダウンタウンの合間を走る古めかしい高架の電車は、映画やドラマに頻繁に登場するので、見ればわかる人も多いはず。

昼間のLoop

古い駅舎や木のプラットホーム、高架のクランクで見事に線路が交差するダイヤモンドクロス、ダウンタウンの喧騒の中を走る”Loop”!
リニューアルが続く中、まだ少しでも雰囲気が残っているうちに絶対乗ってみたかった鉄道なのです。

1995年公開の『あなたが寝てる間に…(While you are sleeping)』という映画で、ルーシー(サンドラ・ブロック)が改札係りをしていた駅が、”Loop”の『ランドルフ/ワバッシュ駅(RANDOLPH/WABASH)』。
ベタベタなラブコメですが、クリスマスの風景、雪のシカゴ、ノスタルジックな駅が、素直に心に入ってくる映画です。
しかし!この駅も2017年に建て替えられてしまいました。


あなたが寝てる間に… [DVD]

慌しく State/Lake駅 の狭くて古い階段を上り、旧式の回転扉を抜け、すぐに入ってきたピンクラインに乗り込みました。
車両は日本の地下鉄と大きな違いはないようで、とりあえずひと息ついたら、降りてみたかった駅名のアナウンスや、車窓からダウンタウン シカゴのまばゆいばかりの夜景が見えて、やっと「本当にあの”Loop”に乗ってるんだ」という実感が湧いてきたのでした。

毎回お馴染みドタバタ乗車で、電車や駅舎の撮影ができませんでしたが、車内の様子は動画にしてありますのでご覧ください。

夜の10時くらいだったでしょうか、Quincy駅で下車し、メトラが発車するユニオン駅まで徒歩で5分ほど。
ほとんど人通りもなく、たまにすれ違う方々に危さを感じて、足早に駅に向かいました。

夜のシカゴは、やっぱりちょっと怖かった。
シカゴの旅、まだまだ続きます。

ABOUT ME
たぬこ
たぬこ
インターネット黎明期よりずっとネット関係の仕事をしていましたが、その後ECメインに。2018年までの13年間オーガニックコットン衣料の販売をしていました。現在はTAOのライター兼管理をしている主婦(仮の姿?)。ちなみに写真は大昔のヤツです。


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