2018年のシカゴ旅行で使ってとっても便利だったアメリカSIM『h2o Wireless』。2019年末の渡米の際にも使ってみました。
前回から変更になっている部分などを、修正・追記してお届けします。
私が使用しているスマートフォンは iPhone 8 Plus(相も変わらず)。
日本のApple Storeで購入したSIMフリー機です。
普段は Y!mobile(ワイモバイル)のSIMを差して使用。
この記事は、私の環境での使用レビューになります。
・SIMフリーのスマホをお持ちの方(対応機種に注意)
・SIMの出し入れ、APN設定ができる方
・日本で購入・設定ができて、現地ですぐに使いたい方
・出発前に電話番号を知りたい方
・日本語で現地サポートを希望する方
・アメリカから日本の固定電話へ通話したい方
・面倒くさがりやさん
目次
『アメリカSIM h2o Wireless』 概要
※金額やデータ通信量など数ヶ月毎に見直されるようですので、購入の際は必ず内容をご確認ください。
アメリカSIM h2o Wireless MONTHLY30ドル 初月料金コミコミパック
※ LTE通信2GB/通話/テキスト/データ/国際通話も全部コミコミ
※ 30日未満のご利用
金額 | 3,290円 SIM購入時のみ |
回線 | AT&T、PURE TALK |
SIMサイズ | 3-IN-1(標準・マイクロ・ナノ) 切り取り方によって3サイズに対応 |
期間 | 30日以内 |
無料データ通信 | 2GB(4G LTEの場合) キャンペーン等で増量している場合あり |
アメリカ国内通話 | 無制限 |
固定電話宛の国際通話 | 無制限(日本含む50カ国) |
日本の携帯宛の通話 | 約40分 |
テキストメール | SMS無料 米国内外共 |
アメリカSIM h2o Wireless MONTHLY30ドル 初月料金コミコミパック LTE通信2GB/通話/テキスト/データ/国際通話も全部コミコミ
千円プラスで容量爆増!7GBタイプ
私が今回注文したSIMは、データ通信量 7GBのもの。
2週間滞在ですが、外出先で使う用途はマップ、ポケモンGO、お店などを調べる程度。
おそらく2GBで充分なのですが、千円程度の違いで一人で出かける時の安心が買えるのなら、と7GBを選択しました。
アメリカSIM h2o Wireless MONTHLY40ドル 初月料金コミコミパック LTE通信7GB 国際通話も全部コミコミ
おすすめの理由
2GB版が3,290円、7GB版でも4,390円ポッキリ!(2020年1月末現在)
オールインワンだから、申し込み時の日数・容量以内で済ませれば、他に費用は一切かかりません。現在はキャンペーンにつき事務手数料も不要。
延長を希望しなければ何もする必要はありません。
開通後一ヶ月経過すればサービスは自動で停止します。
日本で開通手続き・APN設定ができて、着いたらすぐに使えます。
電話番号も日本にいるうちにわかるので、あらかじめ必要な人に知らせることができます。
アメリカ国内宛ては携帯・固定とも通話無料。さらに日本の固定電話への通話も無料なので、日本にいる高齢の母に毎日電話できました。
販売者であるYellowMobileさんの海外窓口のひとつが、当ブログに何度も登場しているシカゴのスーパーマーケット”ミツワ”にあります。
不具合があればミツワに直行すればいいというのが、私的には大きな決め手。
他の地域に行かれる方も、電話サポートは日本語なので安心です。
注意・確認事項
対応機種に注意
- SIMロックフリーの端末であること
- 下記の周波数に対応している端末かどうか
- 3G(WCDMA): Band 2/5 (共に必須)
- LTE: Band 2/4/5/17
気をつけなければいけないのが、自分のスマホが上記にある通信回線の周波数帯に対応しているかどうかです。
私は日本のアップルストアで購入したSIMフリーのiPhone 8plusですので、問題なく使用できました。SIMフリーで購入した最近のiPhoneであれば大丈夫。
docomo、au、softbankなどのキャリアで購入してSIMロック解除した端末、またAndroidの場合は、必ずチェックしてください。
テザリング
30ドル、40ドルのSIMは、テザリング不可。
LINE、Facetime(iPhone) の使用
iPhoneのFacetime・iMessage→ 使用可能
LINEのトーク・通話→ 使用可能
電話番号について
開通日を出発日以前に指定しておけば、開通日にメールで電話番号を教えてくれるので、日本にいながら電話番号がわかります。
電話番号は、開通申し込み時に入力した都市の市外局番で発行されます。
心当たりがない電話がかかってくる(前に使用していた人宛て?)という話もあるようですが、私の場合、昨年も今年も不明な着信は一切ありませんでした。
残りのデータ量・有効期限までの残日数が心配
同梱の説明書に確認方法が記載されています。
購入から申し込みまで
最近はすぐに購入できるようですが、商品ページに記載されている納品予定日に注意して、十分ゆとりを持って注文してください。
配送はクリックポストで、郵便受けに届きます。
中にはSIMと日本語の説明書が入っています。
この説明書は、とてもわかりにくいのですが、
設定方法詳細については、「データ設定(APN設定)」にあるリンク先に詳細が記載されていますのでご安心ください。
説明書にあるURLの「h2o Wireless開通お申込みフォーム」から、希望開通日を申し込みます。
申し込み後、ちゃんとYellow mobileさんからの自動確認メールが届いているかチェックしてくださいね。
私は出発から約5日前に、出発前日を開通希望日にして申し込みました。
※SIMの有効期間は、開通日から30日なので注意
開通指定日の午前中には開通完了のメールが届きます。
電話番号は、このメールに記載されています。
『h2O』のSIMにかかわらず、SIM交換する場合はスマートフォンのバックアップは忘れずに。
出発前に空港で設定する
渡航先で設定しても問題ありませんが、私は着陸直後に「今着いた」メッセージを送りたいので国内で設定。
ただし、設定後は日本ではデータ通信が使えなくなりますので、私は搭乗ゲート前で搭乗開始30分くらい前に作業してました。
機種によってSIMの格納場所が違いますので、ご自身のスマートフォンのSIM交換方法は前もってご確認ください。
『h2O』のSIMは3種類の大きさに対応していて、自分のスマートフォンに合ったサイズのものをカードから切り取って使います。iPhoneで使うのは一番小さなnanoSIMです。
私は気を付けていても毎回SIMを落としてしまうオッチョコチョイなので、初心者の方はくれぐれも落として失くさないでくださいね。
帰国後に日本で使うSIMも厳重に保管しておいてください。
空港には、無料の空港Wi-Fiと有料Wi-Fiがあります。
成田空港と羽田空港のWi-FiサービスのURLを載せておきます。
無料の空港Wi-Fiは、登録不要で簡単にアクセスできますが、セキュリティがかかっていませんので、なるべく短時間の接続で済ませる方が良いと思います。
私はWi-FiをONにしっぱなしなので、スマホでwebを見ようとすると、自動的に成田空港の無料空港Wi-Fi「FreeWiFi-NARITA」の接続案内画面が立ち上がってきてしまい、一度閉じたら二度と接続できなかった経験があります。
ANAのCAさんも同じような経験をされていたようですので、Wi-Fiは必要になるまでOFFにしておいた方が良いかもしれません。
セキュリティを気にされる方は、有料のWi-Fi、もしくはラウンジが提供するWi-Fi(ラウンジ使ったことないですが多分。)をご利用ください。
日本でMVNO回線(格安SIM)を使っている場合は、その回線の設定プロファイルを削除します。ワイモバイルも格安SIMですので削除します。
iPhoneでのプロファイル削除方法は、「設定」→「一般」→「プロファイル APN」より、該当のプロファイルを削除します。
まず、説明書の『データ通信の設定(APN設定)』の項目にあるURLもしくはQRコードにアクセスします。
アクセス先のページに、iPhoneとAndroidそれぞれの設定方法が書かれていますので、基本はそれに沿って設定していきます。
▼iPhoneでは回線が2種類に!
昨年は<AT&T>回線のみだったのが、今年は<PURE TALK>という回線が増えていました。
どちらの回線が割り振られるのかは事前にはわからず、SIMを挿し替えてから自分のスマートフォンの設定を確認して初めて判明する仕組みになっています。
同梱の説明書がわかりにくいのは、このせいだったんですかね。
iPhoneでの確認方法は、「設定」→「モバイル通信」の中の「インターネット共有を設定」の欄に、接続予定の回線が表示されます。
<AT&T>の場合は、指定のサイトから構成プロファイルをダウンロード&インストールする必要があります。
<PURE TALK>だったら設定は一切不要で、SIMを挿すだけで使えます!
私は幸い<PURE TALK>だったので、メチャメチャ楽ちんでした。ラッキー!
設定が終了したら、忘れないうちにスマートフォンを機内モードにしておきます。これで通信できない状態になります。
渡航先の空港に着陸してしばらくすると、スマートフォンや電子機器利用許可の機内アナウンスが流れます。乗客が一斉に機内モードをOFFにするので、あちこちでメールやメッセージの着信音が聞こえて来て、無事に到着した安心感とやっと自由に動き回れる解放感で気分はハッピー♪
私も機内モードをOFFにしたら、早速左上に<PURE TALK>と表示され、すんなり使うことができました。
帰国後のAPN設定
SIMは、帰りの機内で日本のものに交換しておきます。
『h2O』のSIMはもう使いません。
帰国後も、アメリカで接続していた回線、日本で使うSIMによって、設定方法が違ってきます。
※解約手続きは不要です。
スマホに設定した<AT&T>の構成プロファイルを削除します。
<PURE TALK>は何もしなくてもOK。
日本で使うSIMが、ワイモバイルを含む格安SIMの方は、その回線の構成プロファイルをダウンロード&設定します。
私はなるべく無料空港Wi-Fiに接続する時間を短くするために、行く時からずっとブラウザのSafariに、ワイモバイルのAPNダウンロードページを表示させたままにしておきました。
そして着陸後、電子機器が利用できるようになったらすぐ機内モードを解除、空の上でSIM交換してあったため、すでにワイモバイルの3G表示が出ていたので、ブラウザで開きっぱなしにしてあったAPNのダウンロードリンクをタップしてみたところ・・・ダウンロードできちゃいました。
そして無事4G回線に復帰♪
二度にわたって使ってみた感想
2018年の夏と2019年の年末、二度『h2O Wireless SIM』を使いましたが、通話、データ通信ともに問題なく使用でき、回線が不安定だと感じたこともありませんでした。
そして、昨年に比べてますます簡単に使えるようになっていたことにも感激!
SIMフリーiPhoneでのシカゴ界隈のみのレビューですが、少しでも参考にしていただければ嬉しいです。

